ニュートン祭
12月22日(土)物理学領域全体のクリスマスパーティが行われました。準備してもらった4回生の皆さん、どうもありがとうございました。
12月22日(土)物理学領域全体のクリスマスパーティが行われました。準備してもらった4回生の皆さん、どうもありがとうございました。
凝縮系研究室に分属が決定した3回生と、現研究室メンバーとの顔合わせを行いました。
2018年11月30日-12月1日、奈良先端大で行われた第12回物性科学領域横断研究会に出席し、本研究室から5件の研究発表を行いました。
【日時】2018年12月5日(水) 16:00〜
【場所】B1206教室
【講師】渡邉 侑子 氏 (山形大学 大学院理工学研究科)
【タイトル】電荷移動錯体TTF-CAの中性相基底状態における量子多体効果
【概要】
テトラチアフルバレン-p-クロラニル(TTF-CA)は,ドナーのTTF分子とアクセプタのCA分子が交互に並んだ擬一次元電荷移動錯体であり,中性-イオン性相転移を示す。温度を低下させると,転移温度81 KにおいてTTFからCAへ電子が一斉に移動し,中性のファンデルワールス結晶からイオン性結晶へと変化する。また,中性相では各分子がほぼ等間隔に並ぶ一方,イオン性相ではスピンパイエルス機構による二量体化歪が現れる。TTF-CAは光照射によっても相転移を示し,イオン性相が強誘電性を示すことから,光スイッチングデバイスへの応用が期待されている。
近年,TTF-CAでは励起光にテラヘルツ光を用いたポンプ-プローブ実験が行われ,テラヘルツ電場によって中性相中の微小なイオン性相ドメインが高速に伸縮振動すると指摘された。イオン性相ドメインの高速振動の微視的理解には,電子相関に加え,非断熱電子-格子相互作用も考慮する必要があるが,従来の理論では取り扱いが困難であった。本研究では,強相関電子系を記述するのに有力な計算手法の1つである共鳴Hartree-Fock法を電子格子系へ拡張し,電子相関と非断熱電子-格子相互作用の両方をバランスよく取り込む理論を構築した。TTF-CAへ応用した結果,中性相基底状態において,微小なイオン性相ドメインや格子の二量体化歪が量子揺らぎとして存在することを見出した。本セミナーでは,これらの量子揺らぎの詳細について議論する。 興味のある方は是非ご参加ください。
2018年9月9日-12日、同志社大学京田辺キャンパスで行われた日本物理学会2018年秋季大会に出席し、本研究室から4件の研究発表を行いました。
【日時】2018年5月14日(月) 14:40〜
【場所】B1207教室
【講師】Laurent Mazouin (Université de Strasbourg, France)
【タイトル】Density-functional theory and Green’s function for model Hamiltonians
【概要】
In condensed matter physics, it is often too complicated to describe infinite systems by the exact quantum mechanical Hamiltonian and one recurs to model Hamiltonians which transform the atomic one-electron and two-electron integrals into physically meaningful parameters. This approach does reduce the size and the complexity of the system, but it is often sufficient to describe the main physics of the problem. These model Hamiltonians can then be solved with wave-function based methods such as exact diagonalization (ED), density matrix renormalization group (DMRG) or quantum Monte Carlo (QMC). However, for infinite systems these methods are very expensive and one has to recur to cheaper methods such as density-functional theory (DFT) and Green’s function (GF) techniques which will be introduced in this seminar. The slides also contain a brief introduction to second quantization1 which is used throughout the whole seminar.
興味のある方は是非ご参加ください。
【時間】学部:10:00~ 大学院:11:30~
【場所】学部:講堂 大学院:記念館講堂
【日時】2018年3月20日(火) 18:30〜21:00
【会場】奈良ホテル
【日時】2018年3月15日(木) 10:30〜
【場所】新B棟2階 1206教室
【論文提出者】金井友希美(複合現象科学専攻)
【論文題目】
Study on the bunching-antibunching nature of current noise cross correlation in ultra-small solid state entangler with ohmic dissipation based on the non-perturbative Schwinger-Keldysh scheme theory for full counting statistics
(シュウィンガー‐ケルディッシュ形式の非摂動論的完全計数統計理論に基づいたオーミック散逸を持つ極微細固体量子もつれ構造における電流雑音の交差相関のバンチング性に関する研究)
興味のある方は是非ご参加ください。