院生セミナー
本研究室に滞在されているEmmanuel Fromager 教授に,院生セミナーを講義して頂きました。
貴重なお時間をありがとうございました。
日時:5月10日(金)14:00〜
場所:B1206
講師:Emmanuel Fromager 教授(フランス・ストラスブール大学教授)
タイトル:Introduction to density matrix embedding theory
本研究室に滞在されているEmmanuel Fromager 教授に,院生セミナーを講義して頂きました。
貴重なお時間をありがとうございました。
日時:5月10日(金)14:00〜
場所:B1206
講師:Emmanuel Fromager 教授(フランス・ストラスブール大学教授)
タイトル:Introduction to density matrix embedding theory
本研究室の令和4年度卒業研究発表会が,2023年3月2日(木)13:30から新B棟2階 1206教室で行われました。
5人の学生さんが発表されました。
花咲 徳亮 先生(大阪大学)にお越しいただき、強相関電子系における実験研究の内容に関する集中講義をして頂きました。
【日程】
2021年 11月29日(月) ,11月30日(火),12 月 3 日(金)
大学院博士前期課程集中講義「固体電子論特論」のお知らせ
【講師】妹尾 仁嗣 先生(理化学研究所)
【日程】11月21日(木)、22日(金)、25日(月)
【場所】C141(21日,22日),新B棟1207(25日)
【講義概要】
固体中の電子の互いにクーロン相互作用のために避けあいながら量子力学の法則に則って運動している。相互作用の効果が特に強い「強相関電子系」では、モット転移、高温超伝導、近藤効果などの様々な異常な振る舞いを示し活発に研究されている。この講義では、分子性導体を中心に強相関電子系を理論的に記述するための枠組みとその基本的性質を解説し、最近のトピックを紹介する。学部レベルの量子力学と統計力学を前提として、初学者にも分かりやすく説明したい。
22日(月)の講義終了後、妹尾先生による「凝縮系物理学セミナー」を開く予定です。興味のある方は是非ご参加下さい。
【日時】2019年3月1日(金) 14:00〜
【場所】新B棟2階 1207教室
【日時】2018年12月5日(水) 16:00〜
【場所】B1206教室
【講師】渡邉 侑子 氏 (山形大学 大学院理工学研究科)
【タイトル】電荷移動錯体TTF-CAの中性相基底状態における量子多体効果
【概要】
テトラチアフルバレン-p-クロラニル(TTF-CA)は,ドナーのTTF分子とアクセプタのCA分子が交互に並んだ擬一次元電荷移動錯体であり,中性-イオン性相転移を示す。温度を低下させると,転移温度81 KにおいてTTFからCAへ電子が一斉に移動し,中性のファンデルワールス結晶からイオン性結晶へと変化する。また,中性相では各分子がほぼ等間隔に並ぶ一方,イオン性相ではスピンパイエルス機構による二量体化歪が現れる。TTF-CAは光照射によっても相転移を示し,イオン性相が強誘電性を示すことから,光スイッチングデバイスへの応用が期待されている。
近年,TTF-CAでは励起光にテラヘルツ光を用いたポンプ-プローブ実験が行われ,テラヘルツ電場によって中性相中の微小なイオン性相ドメインが高速に伸縮振動すると指摘された。イオン性相ドメインの高速振動の微視的理解には,電子相関に加え,非断熱電子-格子相互作用も考慮する必要があるが,従来の理論では取り扱いが困難であった。本研究では,強相関電子系を記述するのに有力な計算手法の1つである共鳴Hartree-Fock法を電子格子系へ拡張し,電子相関と非断熱電子-格子相互作用の両方をバランスよく取り込む理論を構築した。TTF-CAへ応用した結果,中性相基底状態において,微小なイオン性相ドメインや格子の二量体化歪が量子揺らぎとして存在することを見出した。本セミナーでは,これらの量子揺らぎの詳細について議論する。 興味のある方は是非ご参加ください。
【日時】2018年5月14日(月) 14:40〜
【場所】B1207教室
【講師】Laurent Mazouin (Université de Strasbourg, France)
【タイトル】Density-functional theory and Green’s function for model Hamiltonians
【概要】
In condensed matter physics, it is often too complicated to describe infinite systems by the exact quantum mechanical Hamiltonian and one recurs to model Hamiltonians which transform the atomic one-electron and two-electron integrals into physically meaningful parameters. This approach does reduce the size and the complexity of the system, but it is often sufficient to describe the main physics of the problem. These model Hamiltonians can then be solved with wave-function based methods such as exact diagonalization (ED), density matrix renormalization group (DMRG) or quantum Monte Carlo (QMC). However, for infinite systems these methods are very expensive and one has to recur to cheaper methods such as density-functional theory (DFT) and Green’s function (GF) techniques which will be introduced in this seminar. The slides also contain a brief introduction to second quantization1 which is used throughout the whole seminar.
興味のある方は是非ご参加ください。
【日時】2018年3月15日(木) 10:30〜
【場所】新B棟2階 1206教室
【論文提出者】金井友希美(複合現象科学専攻)
【論文題目】
Study on the bunching-antibunching nature of current noise cross correlation in ultra-small solid state entangler with ohmic dissipation based on the non-perturbative Schwinger-Keldysh scheme theory for full counting statistics
(シュウィンガー‐ケルディッシュ形式の非摂動論的完全計数統計理論に基づいたオーミック散逸を持つ極微細固体量子もつれ構造における電流雑音の交差相関のバンチング性に関する研究)
興味のある方は是非ご参加ください。
【日時】2018年3月7日(水) 13:30〜16:30
【場所】新B棟2階 1206教室
プログラムは学内掲示板に掲示しています
凝縮系研究室 卒論発表会の様子
大学院博士前期課程集中講義「固体電子論特論(II)」のお知らせ
【講師】大野義章先生(新潟大学)
【日程】8月1日(火)、2日(水)、3日(木)
【場所】新B棟1207
【講義概要】固体中では1立方センチメートルあたり10の23乗個もの膨大な数の電子が、互いにクーロン相互作用のために避けあいながら運動している。相互作用の効果が特に強い系では、重い電子やモット転移、高温超伝導などの様々な異常な振る舞いを示し、強相関電子系とよばれている。この講義では、強相関電子系を取り扱うための場の量子論の方法を、重い電子や高温超伝導などに応用しながら解説する。
2日の講義終了後、大野先生による「凝縮系物理学セミナー」を開く予定です。興味のある方は是非ご参加下さい。